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李香蘭〜山口淑子 (;´Д`)

491 :455:2006/12/07(木) 14:54:47 ID:mZRfFd2u
>>485
これに答えるのには経験と情報が必要だ。戦争中のこの時期の映画や満映の他のフィ
ルムを見れば、こうしたぎこちないものは多い。もちろんこの時期既に日本映画は巧
みな脚本と編集を施した映画を生んでいるが、一般的にはかなり唐突な展開のものは
多いと言うべきだろう。またハルピン部分のぎこちなさはフィルムが失われた可能性
も大きいが、それよりも異国情緒を無理に挿入した為と思われる。
 映画には全体に日本人観客を意識し、満州を紹介しよう満州に関心を持って欲しい
という意図が感じられる。これは後述の国策的な意図と同時に、主人公村川が満州と
いう異国を知るというのが映画の大元のネタになっているからだろう。台詞でも度々
満州を知るべきだという事が触れられているし、この時期の観客の関心事でもある。

そして同時に明らかに国策的でもある、日満親善が大きなテーマだ。日本人にはもっ
と満州を知るべきだというメッセージを示し、満州人には日本人と満州人が穏やかに
付き合う様子を示して現状を肯定している。そこでは日本人である村川が満人から尊
重されるのが当たり前として描いているのは当時はそれが普通だという事なのだろう。

こうした政治的背景と複合的な要素を持った映画を楽しむには、中国人のただのプロ
パガンダだという見方では難しい。また一部日本人の過ぎた自虐史観から生れる何で
も反省の種として見る見方でも難しいだろう。当時の日本が満州(中国東北部)を支
配した上で、ある程度の安定と繁栄が継続し客も製作側もそれを認めている現実を前
提に楽しむ(解釈する)べきだろう。

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